西成酒場
先日大阪出張を利用して西成に行ってきました。
西成は行ったことある人はわかると思いますが、スラム街のような独特の雰囲気があります。
昼間から道端で酒盛りをしているおっちゃんがいるのは当たり前。
自販機のジュースが50円とか、そのジュースが見たことない飲み物だったり、名物スーパー玉手では100円の弁当が売っていたり、ここにしかないディープな世界が広がっています。
すぐ側には飛田新地なんかもあって、散策するだけで異世界感があって楽しいです。
そんな西成には、生活保護の人が安く飲める飲み屋が沢山あるのです。
ホルモンやら西成グルメの飲み屋もありますが
カラオケ一曲100円
の歌える飲み屋の看板が至る所にあるのも西成の特徴です。
西成の其処彼処にはおじさんが沢山徘徊しています。
が、そうしたカラオケ居酒屋の店の中を覗くと、西成には不似合いな(失礼!)若い女の子がカウンターにいます。
スナックやガールズバーのような高いお店には行けない。
でも、女の子のお店に飲みに行きたい。
そんな需要を満たすようなお店がこの西成式カラオケ居酒屋って感じでしょうか。
カウンター越しに女の子が接客するスタイルなので、店構え的にはガールズバーのような形ですが、ガールズバーのようなオシャレさはありません。
だいたい1曲100円、ビール300円、おつまみ300円〜みたいな良心価格。
でも、呼び込みの女の子に話を聞くと、だいたいアジア系の外国人のお姉さんが多いわけです。
でも、そんなカラオケ居酒屋の中にも日本人のママがやっているお店も少しはあって
私のお目当もそこ。
節約生活を始める前の2017年の夏休みに大阪旅行の時にそのお店は見つけました。
少し年上の、でも、すごく綺麗なママがアルバイトの子(その子たちも日本人)たちとやっているお店。
1年半ぶりの再訪にもかかわらず覚えていてくれました。
お客さんが西成のおっちゃんばっかりのお店だから珍しいお客さんなのかもしれませんが。
このママの手作りおつまみ、お惣菜が安くて美味しいの。
今回行った時は平日夕方〜夜にかけてでしたが、結構お客さん入ってました。
昔、バーやガールズバーやら色々飲み歩いた人間として思っているのが
大阪の飲み屋はお客さんが面白いってこと。
今回も居ました、コテコテの大阪弁で声の大きなおっちゃん。
酔っ払っているのもあり、誰彼構わず絡みます。
こういう人、どちらかというと好きです。
すぐ仲良くなれます。
カラオケがあればですが。。。
という事で、お互い歌を歌ったところで意気投合。次の瞬間には即席デュエットが完成ですw
男同士はデュエットとは言わないか(^^;
おっちゃんが、男女のデュエット曲をママにリクエストして、ママが「知らないから歌えない」と言うので
私が「じゃあ僕が一緒に歌いましょうか?」と言ったら
おっちゃん「なにが楽しくて野郎と歌わなあかんねん、ボケー」と結構な剣幕で怒鳴られましたw
でも、「まぁまぁ」となだめてデュエットすると楽しそうで、ママや周りのお客さんに褒められてご機嫌になったおっちゃんにハグされましたw
こう言う何気ない一期一会がバーや飲み屋の醍醐味ですかね。
帰る時は堅い握手を交わして、「兄ちゃんまた来いよ」と。
きっと次会っても覚えてないんだろうなと思いながら、近所にこう言うお店があったら通いたいなと思った節約人でした。
あ、お金がないか(^^;
2時間居て、5曲くらい歌って、2品食べて、4杯飲んで2400円でした。
節約人としては高いけど、飲み屋としては安いっ!